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2009年09月27日

●ママの未知との遭遇

ママが大師匠のお墓参りに東京に行くというので、便乗。
午前中、ママはお墓へ、私は殿方どもを引き連れて、トリノ・エジプト展を観に行きました。
お昼を御徒町の一風堂で食べようと、並んでいて、席に案内されたところで、ママからTEL。
「今、秋葉原まで来たんだけど、どこに居るの?」
「御徒町でラーメン食べてるから、てきとーに時間つぶして待ってて」
ママの都内での行動エリアといえば・・・仕事関係で京王線、小田急線沿線の世田谷区、展覧会、美術展を見るために、上野、池袋、六本木、買い物は新宿、銀座。
通ってた学校があった神田、神保町界隈は、私より詳しかったりする。
よーするに、ママにとって、秋葉原はいつだって、通過駅で、未知の領域、ブラックホール。
そんな場所に、ママをぶっ放したら、どうなるだろう?
ワクワクしながらラーメンをすすっていたら、殿方がボソリ。
「ママ・・・何してるかな・・・」
「ママにとっては、カルチャーショックの連続じゃないか?」
ワクワクしてたのは、どうやら、私だけではなかったらしい。
「どうする?お茶するつもりが、メイドカフェに入って萌え萌え言われてたら?」
「わけわかんないまま、行列に並んでAKB48を観てたりとか?」
妄想は尽きないまま、真偽を確かめるべく、秋葉原へを向かう私たちの足は、心なしか速かった気がします。
で、ヨドバシの前でママにTEL。
「ママ、今どこ?何してる?」
「ユニクロ・・・買ったパンツの裾あげ待ちしてる」
「どっか行った?」
「ユニクロだけだよ」
・・・つまんねー・・・すげー、つまんねー・・・
ママと合流して、お茶したり、ルイーダの酒場で出会いを別れを繰り返したり、デジカメ買ったり、いつものとこで晩御飯食べたり、ママは秋葉原の未知との遭遇をけっこー楽しんでいたり、近所の中学生の男の子とバッタリ遭遇して驚いたり、その間もずーっと、出会いと別れを繰り返したり、出会いと別れを繰り返す様子をママが爆笑して見てたり、結局、114人と出会いと別れを繰り返して、DSのバッテリーが終わったりして帰りました。

2009年09月26日

●雪崩

旅行に行くので、アレコレ、準備をしていたときのこと。
殿方がヒドイんですよ。
2階のウォークインクローゼットの上の方にあった旅行鞄を取ろうと思ったんだけど、手が届かなくて、ジャンプして引っ張ったら、一緒に置いてあったバッグが雪崩となって崩れ落ちてきました。
「キャー」
私の悲鳴を聞きつけて、1階に居た殿方が「どうした?」って駆け上がってきました。
「ヴィトンが雪崩を起こした・・・」
状況を的確に、簡潔に説明しました。
そんな私に殿方はヒトコト。
「・・・助ける気にならん・・・」
助けるどころか、バッグを片付ける手伝いさえ、してもらえませんでした。
旅行の間中、このネタで文句を言う私。
殿方はと言えば、「ヴィトンに埋もれてる女なんか助ける理由は無い」だとか、「自業自得だ」とか、「そのまま埋もれて死ねれば本望だろ」とか言って、反省する気ナシでした。
「プリティー・ウーマン」のリチャード・ギアを「あれが男の生き様だ」と崇拝してる人の言動とは思えません。
ってゆーか、謝れ。
明日こそ、謝れ。

2009年09月18日

●キアラさんもお手ができます

湾岸所から出てくるのりピーを、思わず生中継で見てしまいました。
・・・なぜ、ここで営業用スマイル?
なんか、この営業用スマイルにすごーく違和感を覚えたのよね。
長い間、芸能人として生きてきたから、条件反射で営業用スマイルになってしまった、彼女のプロ意識の一端だみたいな意見もある。
思わず、営業用スマイルになってしまうのは、芸能界だけでなく、接客業とかに居たりすると、やっちまったことがあると思うのね。
・・・私は曾祖母の葬儀のときに、会場案内を任されてて、ママに「営業用スマイルが出てる」と注意された・・・
だけど、私はあーゆー状況においても、のりピーはプロ意識を持っていたとは思えないんだよね。
私の知り合いに音楽をやってる人がいるんだけど、ギターを弾くのね。
その人を「スノボ、行こうよ」って誘ったときに、こう言われました。
「スノボとか、やってみたいよね・・・でもね、俺はこの手が商売道具で、この手でギターを弾いて、メシを食ってるから、商売道具を傷つけるわけにいかないんだ・・・だから、無理だよ」
ギター弾きに、バス釣りとか、ゴルフをやる人が多いのは、流行とかじゃなく、商売道具を傷つけない趣味ってことで、チョイスすると、どうしても、釣りとか、ゴルフになってしまうんだそうです。
「ギターも、バスも、ゴルフも、長いもの振り回すしね」なんて、いーかげん、酔っ払って、バカ話をしてるときの、何気ない会話だったんだけど、「これがプロなんだな」って、もうね、言葉が出なかったんだよね。
芸能人は、イメージ壊しちゃイケナイだとか、そういうことは言うつもりはないけど、保釈されたところをカメラ向けられて営業用スマイルが出てしまうくらいのプロ意識を持っているなら、パートナーに覚せい剤を勧められても断るのが、自分を商品としてメシを食ってる「女優」なんじゃないの?とか思います。
カメラ向けられて、営業用スマイルって、犬のお手と一緒じゃん。

2009年09月01日

●トモエリバー

今年の4月から、「ほぼ日手帳」デビューしてもうすぐ半年。
それまで愛用していた100円ショップの手帳が、廃盤になったのか、売っていなかったし、綾乃さんとか、少年Aちゃまとか、周りのほぼ日ユーザーからの評判を聞いたり、現物を見せてもらったりして、「いいかも」とか思っていたので、思い切ってみました。
だって、100円から、一気に2000円だもの、ある意味、思い切ったでしょ?
実際に使ってみて、ナルホド、2000円分の価値・・・というか、使い勝手の良さがあって、納得なお買い物でした。
来年も使おうと心に決めたり、周りに薦めたり・・・オスカル隊長とか、家族とか・・・、プレゼントにしたり・・・すけちゃんとか、殿方とか、若様とか・・・と、布教活動にも余念がありません。
で、この「ほぼ日手帳」、いろんな紙の中から厳選して、薄いのに、裏移りしにくい、トモエリバーという紙を使ってるそうですが、手帳は鉛筆書きの私には、その素晴らしさを実感する機会がないまま、使ってました。
ええ、昨日まで。
昨日ですね、手帳に午後の紅茶、こぼしちゃったんですよ。
あと半年以上は使うというのに、だーっと午後の紅茶のこぼれた手帳、「明日にはふにゃっとしたカンジになるんだろうなぁ・・・」と、オキニイリなだけに、哀しくなりながら・・・それは例えるなら、オキニイリの白いシャツに、焼肉のタレをだーっとこぼした気分とでも言いましょうか・・・これ以上、被害が広がらないように、手帳についた液体をフキフキしました。
こうなると、明日から、手帳を開くのも、哀しい気分になって、テンションも下がるんだよね。
そんな悲劇があったのですが、あーら、びっくり。
今日、もんにょりしながら手帳を手に取ったら、昨日の悲劇なんか跡形もないの。
すげーよ、トモエリバー。
私はここに、2000円以上の価値を見出したよ。
言い換えれば、その吸水性だと、ペンの相性によっては、書きにくいペンというのもあるんだろうけどね・・・鉛筆書きの私には関係ないんだけどね。