« 温室育ちの | メイン | 南アフリカに向けての誓い »

2008年08月29日

●丸いタマゴも

一夜明け、ババァが休みだと思うとハレバレした気分で出勤。
昨日の顛末を、知ってか、知らずか、みなさんも、唯一、「何かあった」ということだけは知っている若様もいつも通りで一日が始った。
休み明けのドリカム氏は、自分が休みの間の私を気遣って、必ず、朝の挨拶は「おはよう、昨日は大丈夫だった?」。
「それが・・・昨日は・・・」
仕事をしながら、昨日起きた出来事を話した。
「そうかぁ・・・それはヤな思いをしたね・・・カワイソウに・・・で、親分には話したの?」
「いえ、まだ・・・どう話したものかと私自身、悩んでいて・・・若様に相談に乗ってもらおうと思って、お願いしてはいたんだけど、昨日は時間がなくて話せなかったので、若様だけは「何かあった」ってことだけは知ってます」
一連の出来事の報告を終え、ババァについてはドリカム氏も私も思うところはイロイロあるのですが、「同じことを言うにしても、言い方ひとつで違うのにね」という話になった。
「そういえば、ボクが・・・」
ドリカム氏が学生時代の思い出話をしてくれた。
京都の大学に通っていたドリカム氏は、当時、祇園の駐車場でアルバイトをしていた。
そこは狭い駐車場だったので、3ナンバーはお断りだったんだけど、ある日、黒塗りのでっかいおベンツに乗った、見るからにその筋の方とわかる方がやってきた。
いつものように、「うち、3ナンバー、お断りなんですよ」とドリカム氏が言うと、そのヤ・・・いや、お客様はこう言ったそうです。
「ワレ~、言葉に気ぃつけぇ・・・丸いタマゴも切り方によっちゃぁ、四角くなってカドが立つんじゃい、覚えとけボケぇ」
30年も前のことだけど、忘れられない、と笑うドリカム氏。
忘れられないのはその恐怖の体験なのか、言葉なのかは聞けませんでした。
シチュエーションや、主張の是非はともかく、深い、いい言葉だと思いませんか?
私も、丸いタマゴを四角く切らないように、この言葉は覚えておこうと思いながら、いつものように休憩に入る派遣ちゃんの業務を引き継ぐと、若様がやってきた。
「昨日、あれからババァさんに事情聴取をしたんだ。」
急展開に、目をパチクリさせる私。
「でね、あーゆーことをもう起こさないよう、厳重注意をしておいたから大丈夫だよ・・・あれじゃ、ババァさんの方が分が悪いって言ったんだよ、そういうことは親分に言えって・・・そんな感じで良かったかな?」
心配そうに顔を覗き込む若様に、話が見えない部分もあるが「ありがとうございました」とお礼を言うと、若様は「月曜からも頑張ってね」と去っていった。
ババァが私の業務内容に口を挟むことについて、注意を受けたことは間違いない。
問題は、自分の思い通りにならないとき、周りに当たったり、ムチャクチャなことを言うことについては、注意をされたのだろうか?という疑問は残った。
若様に聞きたいことも幾つかあったけど、時間がなかったので、また時間があるときにでも聞いてみようと思います。
とりあえず、私はお咎めナシ・・・非があったとは思わないが・・・なので、良しとします。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://curren.dw.land.to/mt-tb.cgi/1320

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)