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2008年08月10日

●残酷な天使のテーゼ

エヴァンゲリオンとは全く無関係な内容であることを、最初に記しておきます。
知人の息子さんが、事故で亡くなりました。
溺れている人を助けようとして、起きた事故だったそうです。
とても仲の良い一家で、お会いするといつもみんな笑顔・・・そんな印象のお家なので、今はただ、いつか、あの笑顔で笑っている姿に会えるよう、祈るばかりです。
この前、ご近所さんと立ち話をしていたときのこと・・・その彼女はブチ切れていた。
小学校の行事かなんかで、近所の子供たちを引率していて、前出の知人の家の前を通りかったときのこと。
小学3年生のボクちゃんが、イキナリ「ここん家の子、死んだんだよー、みんな知ってるー」と大声で言ったそうな。
ちょうど、母親である知人が外へ出てきたところだったそうです。
ボクちゃんは更に「溺れて死んだんだよ、お友達助けようとして、自分が溺れちゃったんだよ」と続けた。
近所の彼女は流石に黙ってられず「人を助けるって、立派なことじゃない」と、つい大声を出してしまったという。
それもそうだ・・・彼女は去年、まだ幼稚園に通っていた娘を病気で亡くしている。
子供を亡くす親の心は、痛いほどわかるんだもの。
しかし、人生経験10年にも満たないボクちゃんに、それを伝えるのは無理だったのか、ボクちゃんは「でもさー、人助けて死んだら意味ないじゃん」と笑っていたという。
彼女がブチ切れるのも無理はない。
ぶっちゃけ小学校3年生くらいの子がこういうニュースについて、どう思うかなんて、親が家庭で話してることの受け売りがほとんどじゃない?
人の価値観はイロイロあるからね、人を助けて命を失ったことについて、どう受け止めるかは勝手だけど、お子様は素直に、無邪気に、良くも悪くも、思ったことを口にする生き物なんだから、自分の子供の行動半径に悲しんでいる人が居ることがわかってるんだから、そこらへん、慎重になってほしいものだ。
まぁ、近所でも、なんてゆーんですかね・・・人の陰口、噂話ばっかりしてる陰険な家として有名なんだけどね、お子さんの同級生の家のことをこういう風に子供の前で言ってるのかと思うと呆れました。

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