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2008年07月31日

●ヤンサン休刊

ヤンサンが休刊となりました。
最後のヤンサン・・・久しぶりに買っちゃいました。
同級生が少女誌にハマって、クラスの女の子の半分くらいが、りぼんとかの応募者全員がもらえる、いわゆる全プレのペンケースだとかを持っていようが、全く興味を示さずにいた私が、毎週発売日に買いに走ったのがヤンサンだった。
キッカケは、当時イイカンジだった殿方が、ヤンサンに連載されていた「B・バージン」が面白いと力説したため、読んでみたらことのほかハマってしまったという、まだまだ、私が殿方の影響を受けるという、微笑ましかった頃のエピソードである。
「ちくろ幼稚園」、「海猿」、「クロサギ」、「Drコトー診療所」、「闇のイージス」、「デカスロン」、「日本一の男の魂」・・・ぱっと考えただけでも、好きな作品が浮かぶんだよね。
mixiで「小田原ドラゴンくえすと」に登場する石川キンテツさんを見つけて、ケンガキしたこともあった。
再会したとき速水君に「相変わらず、ヤンサン好きなんだね」って言われたりもした。
ミッキー兄は私の家でヤンサンを読んで、「闇のイージス」にハマって全巻揃えたとか言ってたっけ。
そうそう、「絶望に効くクスリ」の中で「Bバージン」について、売るために、本当に描きたいことは3%に抑えていて不本意だったみたいに書いてあったのを読んで、すごく悲しかったんだよね。
「B・バージン」って、面白いだけでなく、ときどき考えさせられることがあったのね、だから殿方との関係が解消しても「B・バージン」は読み続けたし、速水君、司、翔、土方と打ち解けて話すようになったキッカケも「え?かれんさんもB・バージン、読んでるの?」だったのね。
「1頭のライオンが生きていく為には360頭のシマウマが必要なんだ、でもだからこそ、ライオンはライオンをやめたりしない」っていう台詞が出てくるんだけど、私の中では人生の中で心に残る言葉のひとつなわけよ。
で、私は作者である山田玲司先生へのファンメールんとこから、自分のそういう想いを送ったのです。
言いたいことは3%だけだったのかもしれませんが、私ら読者にとってはその3%から得たものがいっぱいあるんですよって・・・すげー長文のメール。
そのサイトには、サイトの管理者がメールの内容をチェックして、山田先生に見せるか判断するから、必ずしも届くとは限りませんって注意書きがあったので、まぁ、そんなもんだろう・・・と思って送って、周りのB・バージンフリークに「玲司アニキに言いたいことは言った・・・届かないと思うけど」なんて言ってた翌朝、メールチェックしたらあら、びっくり・・・ご本人から、ご丁寧にお返事がきました。
もうね、心臓、口から飛び出したさ。
内容は・・・ごめんねって書き出しで、3%でもみんなちゃんと受け止めてくれてたんだよね・・・って。
一ファンの戯言として片付けられても仕方ないと思っていたメールなのに、お忙しい中、わざわざお返事をいただけたことにとても感謝した。
大人になると「ごめんね」って言葉を言うって、そうそうできることだと思わないのね・・・ましてや顔も知らない人間によ。
それができるって、すごいなーとも思った。
いろんな思い出の詰まったヤンサンの休刊は、やっぱり淋しいよね。

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