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2008年04月26日

●聖火護送

朝から護送してました・・・聖火。
地元ローカル局が生中継してるのを見ていたんだけど、ランナーの周りをがっちり、ぐるーっと警備の人が囲んでいて、ホントに護送じゃん。
長野駅前ではシュプレヒコールが飛び交い、スタイオから実況のアナウンサーに呼びかけても聞き取りずらそうにしている場面が何度もあり、実際の音が容易に想像できた。
TV中継だと、にこやかに手を振るランナーに見えるけど、これって、沿道で実際に見てたら警備の壁で何にも見えなかったじゃないのかなぁ・・・。
中国人留学生のツアーバスを見かけたりしたけど、一応オリンピックの聖火リレーでしょ?
中国のチベット政策に反対する人たちが、日本を含めた各国の聖火リレーで起こした行動は必ずしも最善の選択だとは言い難いものもある・・・個人的には、キャンベラで空に飛行機雲で「FREE TIBET」という文字を残したというやり方に拍手を送りたい・・・けれど、聖火リレーを見に来るんじゃなく、反対意見に対抗するために人数集めて、言い返しに来るツアーというのは見当違いのように思う。
夕方、長野在住の方とお会いしたんだけど、モノモノシイ警備の中、赤い旗と青い旗が沿道でひしめきあって「日本じゃないみたいみたいだった」と言っていた。
長野オリンピックのとき、アメリカとスウェーデンのアイスホッケーの試合があった夜、長野駅前でミッキー兄と飲んでいたら、同じ店でスウェーデンの国旗を纏ったスウェーデン人集団が祝杯をあげて大騒ぎしていた。
そこに、星条旗をモチーフにした帽子をかぶったアメリカ人集団が入ってきたため、店内は一瞬、凍ったけど、遠慮したのか、少し大人しめになって祝杯をあげてるスウェーデン人の輪の中に、アメリカ人の集団がニコニコしながら、「nice game」とか言いながら近づいていき、握手をしたり、ハグしたりし始めた。
口々に「いい試合だったよ、ありがとう」とか「おめでとう」とか言い合って、一緒に飲み始め、周りにいた私たちも「お前ら、祝杯だ、イェーイ」みたいなカンジで巻き込んで、スウェーデンの国歌と、アメリカの国歌を店の中にいた、いろんな国の人たちと歌って、両国を称えた。
平和の祭典・オリンピックって、こういうものだと思ってる長野県民のとっては、違和感だらけの聖火リレーだったと思う。
こんな警備までして、こんなシュプレヒコール合戦の中、オリンピックも聖火もそっちのけな状態なのに、聖火リレーってする意味があるか疑問。
1976年のモントリオールオリンピックでは、聖火を電子パルスに変換して、アテネから衛星でカナダに送ってレーザー光線で点火したそうです。
別にいいんじゃん、トーチに火をつけて世界各国を走り回らなくたって。
ギリシャで採火した聖火を、何らかの方法でgifアニメとかに変換して、ネット上をあの有名な中国の国営遊園地「北京石景山游楽園」のキャラクターたちが聖火リレーしたら。

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