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2008年03月10日

●本当に怖いのは

友達の子供が産まれたという知らせをもらった。
風疹、水疱瘡、りんご病など、妊娠中に感染すると、流産や死産、あるいは胎児の先天性疾患の原因に繋がる可能性のある病気というのがいくつかある。
実は、彼女はこの類の病気に感染していまい、出産前に医師から死産となってしまう可能性が非常に高いと宣告されて臨んだ出産だった。
幸いにも赤ちゃんは無事誕生し、健康にも問題がなかった。
彼女は妊娠中に子供の集まるイベントのお手伝いをしたとき、その中に病気にかかっていた子が混じっていて感染してしまった。
妊娠中に、子供が大勢集まるイベントの手伝いをしたということについては、彼女が充分に感染の危険性を考慮していたとは言い難いけれど、感染によって大きなリスクが生じる病気に感染している子供を、人が大勢集まる場に連れて来た親もどうかと思う。
何年か前に、web上で、子供が水疱瘡にかかっていることを承知でハワイ旅行に行った事を書いてた母親や、水疱瘡の子供とUSJに行き、宿泊したホテル名まで書いていた母親がいた。
キャンセル料が勿体無いから、行っちゃった・・・みたいなノー天気なことを書いていたけれど・・・ごねん・・・死ねばいいのに・・・という言葉しか浮かばないわ。
いわゆる「お医者さんの許可がないと、学校とか行っちゃだめですよ」っていう病気が、なぜ、そういう扱いなのかわからない人が親になっている以上、この類の病気で受診した患者さんと親には、病院で病気そのもは、一過性だったり、薬で治るけれど、世の中にはこの病気に感染すると一大事なる人がいる病気であって、怖いのは病気そのものではなく、第三者に感染してしまうことだと、キッチリ説明したほうがいいんじゃないかと思います。

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