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2008年01月30日

●事件と事故

本日のネタを書くにあたって、事件と事故の定義を調べてみた。
「えっと・・・ホテルで起こるのが事件です」って、土方、そこへ正座しろ。
で、真面目なお答えを調べてみたところ、「故意に損害を引き起こしたり、騒ぎとなるような事柄」が事件で、「予期せずに人や物などに損傷や損害を与える出来事」が事故ということのようです。
で、5年ほど前に福井県で当時2歳の男の子がひき逃げされた事件の容疑者が、時効まで2ヶ月のギリギリで逮捕されたそうです。
お子さんを亡くされたご両親には申し訳ないと思いますが、居合わせた人の撮影した事件時の映像を見る限り、2歳の子供を連れて行くには、あの時間、場所、状況は危険であり、事情はあったにせよ、目を離してはいけない、手を離してはいけなかったように思います。
容疑者も、運転免許を持っているなら、教習所でしつこいくらいに「こんなこと起こるわけないだろう運転」ではなく、「こんなことが起こるかもしれない運転」をするように言われていたのだから、ハンドルを握るのであれば、そのことは肝に銘じておかなくてはいけなかったと思います。
法律的には、過失致死は事件になるそうですが、男の子が命を落としてしまったのは、大人たちの油断による事故・・・代償はあまりに大きいけれども・・・ここまでは事故と言うことも、私としては許せる。
けれども、事故から加害者が逃げ続けていた以上、私としてはこれは事件と位置づけたい。
逮捕に繋がったのは、容疑者の知人の自分が事故を起こしたと周りに言っていたという証言で、事故車両は解工場へ持ち込んでいたという。
心ならず起きてしまった事故だったのだろうけど、事故を起こした自覚もあり、証拠を隠滅し、周囲の人間にそれを話しているような、自分のやったことの責任も取れない人間に同情の余地はないと思います。
知人が警察に知らせなければ、このまま、容疑者はもちろん、容疑者から話を聞いていたのに警察に証言をしてこなかった人たちは、時効を迎え、何事もなかったかのように生活していくつもりだったのでしょうか?
容疑者が罪を償うのはもちろんですが、知っていて口を閉ざしていた人たちにも、自分たちのしたことがどういうことか、認識してほしいと思う事件です。

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