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2008年01月02日

●馬子にも衣装

亡くなった祖父母ったら、着物、いっぱい持っていたので、これは着ないと勿体無いという話になり、「お正月は着物を着よう」と、年末から盛り上がっていて、本日決行。
DNAというものは良くできているもので、祖母もママも私も、背格好が同じくらいだから、誰の着物でも着れるのね。
ありがとう、DNA。
おめでとう、DNA。
バンザイ、DNA。
さて、問題はDANが繋がっていない殿方どもである。
祖父は華奢な人で、殿方どもに比べると小柄な人だった・・・。
殿方ども着付けを終えると、ママが楽しそうに「殿方ども、似合ってるわよ、面白いくらい似合ってるわよ」と襦袢と格闘している私に爆笑しながら言いに来た。
祖母が袖を通していた姿で、見覚えのある柄に自分が袖を通すのが、少し気恥ずかしく、嬉しくもあり・・・髪を上げて、いよいよ殿方どもとご対面~。
「わぁ、意外と似合って・・・」
頭から足へ、上から下へ視線を向けていくと、ママの爆笑の意味がわかった。
・・・インチキ番頭?
・・・インチキ噺家?
・・・インチキ役者?
上半身は粋なカンジにキマっているんです。
キマっているんだけど、だけどね・・・丈が・・・短くて・・・それを誤魔化そうと微妙に前かがみ・・・。
「インチキ臭くて、似合いすぎぃ~」
それでも、折角、着物を着たのだからと、インチキ番頭を従えてお外に繰り出した。
初売りを何件かハシゴして、初詣して帰ろう、うん、そうしよう・・・みたいな。
ところが2件目を出たところで、若干1名、熱が出てきてダウン。
「もう・・・無理・・・」
お腹も減ったし、初詣はやめて帰ろうか・・・え、なに?
「・・・マ・・・マイクロSDの特売・・・」
熱があるというのに、それだけは何が何でも買いに行くと、そのために、インチキ番頭でも外に出てきたと。
恐るべし、アキバ系男子の意地。
着物姿で、電気屋の初売りを廻って、初詣もせずに帰ってきたことに、なーんか今年の一年が集約されてる気がした。

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