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2007年06月26日

●プロパガンダな法廷

光市母子殺人事件の福田孝行被告と安田好弘弁護士率いる21人の弁護団って、あれはなに?
えっと・・・もうね、言いたいことがあり過ぎて、何から言ったらいいかわかりません。
福田孝行被告についても言いたいことがありますか、とりあえず本日は21人の愉快な弁護団に焦点を絞ってみましょうか?
情報番組でチラっと見たのですが、この21人の弁護士はみなさん、死刑反対という考えをお持ちだとか。
で、彼らが今回の弁護に名乗り出た意図としては、昨今の犯罪はもちろん少年犯罪の凶悪化、コンクリ殺人の神作や、大阪姉妹殺害の山地のような未成年時に殺人を犯した者の再犯などで、裁判においての刑罰が重くなる傾向にあることに歯止めをかけたいということらしい・・・21人の弁護団に参加している弁護士を知る人がマスコミにそう語っていた。
「犯罪者の人権」にウェイトを置くことも弁護士としては必要ではあるが、その主張を法廷に持ち込むのはいかがなものだろう?
自分たちの主張のために、実際の裁判を利用しているように見えるのは私だけだろうか?
例えば、普段からA君をいじめていたB君が、いつものごとくA君をいじめて突き飛ばしたら、A君の打ち所が悪くて死んでしまった場合でも、いつものようにB君にからまれたA君が、逃げようとB君を突き飛ばしたら、B君の打ち所が悪くて死んでしまった場合でも、殺意はないわけで両方とも「過失致死」になるのだろう。
しかしながら、情状酌量の余地となると、A君とB君では大きく違ってくる。
言葉にしてしまえば同じ「過失致死」でも、そこまでのプロセスを整理し、最終的に刑罰を判断する裁判官により妥当な刑罰を判断するための材料を提供するのが、日本における刑事裁判の弁護士であってほしい。
福田被告と安田弁護士たちの利害が一致し、被告人質問において今回、報道されているような、ムチャクチャな話を並べて容疑を否認しているなら、福田被告に更正の期待なんかできないじゃない。
法廷という場をプロパガンダに用いているような弁護団に名を連ねた21人は、今すぐに弁護士バッジを外してほしい。
弁護士バッジは、正義の象徴の花であるひまわりに、中央には「公平」を意味する天秤があしらわれているなのだから。

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