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2007年04月08日

●悪徳マルチ商法事件自覚編

その日、出勤すると、ちょうどKさんが帰るところだった。
「疲れてる?顔色悪いよ?大丈夫?」などと声をかけられ、二言、三言、言葉を交わしつつ、ココロの中で「うるせーよ、この詐欺師」などと思っている私。
Kさんがいなくなった瞬間・・・というか、いなくなったのを待ってましたと言わんばかりに、同僚のAUさんが切羽詰まった顔つきで「かれんさーん」と駆け寄ってきた。
実はAUさんが、Kさんを頂点としたマルチピラミッドの底辺に組み込まれていることは、わかっていたけど、彼女がどういう経緯でKさんの傘下にいるのか不明なため、私にとって敵か味方かも判断できない。
「どうしたの?」
「私、クーリングオフしたいんです、助けてください」
・・・これはマジ?それともワナ?
すーっかり用心深いというか、人間不信になってる自分が、自分でちょっと面白かった。
慎重に言葉を選びながら、話を聞いたところ、あまり気乗りしなかったものの、Kさんのペースに引っ張られ、職場での関係が悪くなることを恐れ契約してしまったこと、その後、知人が偶然、Kさんのグループを知っていて、「ここ、ヤバいからすぐに解約しろ」と言われ、その場でTELをしてその旨を伝えたが取り合ってもらえなかったこと、昨日、うちのマネージャーと話して、初めて自分の置かれている状況がわかったことなどを話してくれた。
マネージャーからすでにクーリングオフを済ませている私に相談し、どこで、どういう手続きをしたらいいか教えてもらえと言われたそうだ。
私と違いすでに商品も届いているということなので、一緒に消費者センターへ行くことにした。

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