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2007年03月22日

●太陽にわめけ

先日ですね、殿方と超有名観光名所を目指しておりまして、都内某駅を乗り換えのために下車し、構内を歩いておりました。
私も殿方も格好はいたってカジュアル。
目的の超有名観光名所が混んでいるか、共通の友人である綾乃さんがいかにアホであるか、あるいは、共通の友人であるタスク画伯のイラストで好きな作品はどれであるか、あるいは、共通の友人である大人兄ちゃんの髪の毛はあとでれくらいもつか、あるいは、共通の友人である速水さんはそろそろ魔法が使えてもいいのではないか、あるいは、共通の友人である司君はサッカー街道をどこまで突き進むか・・・そんなことを話しながら歩いていたときである。
「すいませーん、ちょっといいですか?」
両サイドを見知らぬ殿方2人組にがっつり固められ、「逃がさんで~」という雰囲気。
「おいおい・・・キャッチセールスか?駅に突き出すぞ・・・」などと、超有名観光名所に早く行きたい私は、イラっと心でつぶやいた。
そんな私の心を見透かしたのか、2人組はポケットから、身分証明らしきものを出した。
「こういう者ですが、少しよろしいですか?」
内心「あんだよぉ」・・・「なんだよ」ではなく「あんだよ」ってカンジでチラっと見た、差し出された「こういう」に鎮座するは桜の代紋・・・私服の刑事だよ。
私の脇を押さえてる刑事さんなんて、見るからに「スニーカー」とか呼ばれてそうなカンジ。
そうなると、殿方の脇を抑えてるのは「ゴリさん」ね。
さっきまでの不機嫌はどこへやら、一変して、「なぜ?なぜ私が呼び止められる?」と悪いことをした覚えはないが、なぜか弱気・・・そうか、この一緒に歩いてるこの殿方が悪いんだ。
この殿方、悪知恵は働くし、性格は根元から斜めにまっすぐ伸びてるし、こいつが怪しいと、そういうことなんだな・・・と自己完結。
そうなると、超有名観光名所はどこへやら、私の頭の中では「太陽にほえろ」のテーマソングが流れ出し、気分は「どこまで行けるか、かれんの職質ゲーム」どんどんどん、ぱーふーぱーふー状態。
すかさず、ゴリさんからの第1問。
「今日はどちらまで行かれるんですか?」
きたよ・・・ここで、目指す超有名観光名所の名前を言ったら、「チーン、終了」。
ゲームオーバーである。
ちらっと隣の殿方の顔を見てから、有名観光名所のある地名を答えた。
「そうですか、お引止めして申し訳ありませんでした。」
「ありがとうございました、お気をつけて」
・・・え・・・ゴリさん、スニーカー、もうオシマイなの?
ゲームオーバーしてしまった・・・あんなに頑張ったのに・・・カツ丼・・・食べたかったな・・・。
結局のところ、職質の目的とかは未だにわかりませんが、私服の刑事さんによる職質初体験でした。
捜査の妨害になってしまったらマズイので、少々ボカす部分がありますが、ご了承ください。

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